キャッシュやクッキーを使わずにブラウジングする方法

キャッシュとクッキーとは？

Internet Explorerや、chrome、Firefoxなどのブラウザには、キャッシュやクッキーといった機能が存在します。

キャッシュは、過去に閲覧したサイトのデーターを自分のパソコン内に一時的に保存し、同じサイトに再度アクセスした際に表示を高速化させる機能。クッキーは、Yahooメールのログイン画面、楽天のログイン画面、WordPressのログイン画面、サーバー管理画面へのログイン画面などなど様々なログイン画面で入力したユーザーIDやパスワードを保存しておき、次回ログインする際に再度ユーザーIDやパスワードを入力しなくても自動的に入力してくれる便利な機能です。

何かのアカウント作成しようとした際に、名前や住所、電話番号が勝手に入力されるのもこのクッキーの機能です。

便利な反面、問題が起きることもしばしばあります。例えば、

ウェブサイトを作成している過程で、データーを更新をしたはずなのに
表示されている内容が更新されない。

ということがあります。これは、ブラウザが古いデーターをキャッシュしていることで、新しい情報が表示されないといった現象です。この古いキャッシュは手動で消すことも可能なのですが、該当するキャッシュだけを探し出して削除するのには手間がかかります。また、パソコン内に保存されているキャッシュを一括で全削除することも可能ですが、それをするとこれまで蓄えたキャッシュも消えることになり、サイトの表示速度が遅くなる原因にもなります。

キャッシュは一時的に保存されているだけで、一定時間が経つと新しいデーターに書き換えられるので基本的には削除する必要はないのですが、書き換えられるのを待っていられない場合があります。特に上記の例のような場合、ウェブサイトのデーターを更新したら正しく反映されているか直ぐに確認したいですよね？

そういった時のために、キャッシュやクッキーを使用せずにウェブサイトをブラウジングする方法を紹介したいと思います。

ブラウザのプライベートモードを利用する

あまり知られていないのですが、ブラウザにはプライベートモードという機能が存在します。このモードでブラウザを開くと、保存されているキャッシュやクッキーを一切使用されません。更に、新たにキャッシュやクッキーが保存されることもありません。

ブラウザでウェブサイトを閲覧すると閲覧履歴などもキャッシュとして保存されるのですが、パソコンを家族で共有しようしている場合で、閲覧履歴を残したくない場合などにこういったモードが役に立ちます。

プライベートモードという呼び方は、ブラウザによって異なります。

• Internet Explorer：InPrivate ブラウズ
• Mozilla Firefox：プライベートウィンドウ
• Chrome：シークレットウィンドウ

それでは、実際に各ブラウザ別でプライベートモードの開き方を下記に記載していきます。

[目次]

• Internet Explorerのプライベートモード起動方法
• Chromeのプライベートモード起動方法
• Firefoxのプライベートモード起動方法

Internet Explorer 8以降

インターネットエクスプローラーでのプライベートモードの立ち上げ方です。

[手順]

1. メニューバーより「ツール」→「セーフティ」を選択
2. 「InPrivate ブラウズ」をクリック

別画面でインターネットエクスプローラーが立ち上がります。新しく立ち上がった方が、プライベートモード用の画面になります。使用方法は通常時と同じように使用して頂いて結構です。ただし、プライベートモードが適用されるのは、上記手順で開いた画面のみです。画面を一度閉じると無効になるので再度上記手順で開きなおす必要があります。

Chrome

Chromeでのプライベートモードの立ち上げ方です。

[手順]

1. ブラウザ右上の横三本線(三)をクリックする
2. 「シークレットウィンドウを開く」をクリック

そうすると、シークレットモード用のChromeが立ち上がります。

Mozilla Firefox

Firefoxでのプライベートモードの立ち上げ方です。

[手順]

1. ブラウザ右上の横三本線(三)をクリックする
2. 「新しいプライベートウィンドウ」をクリック

そうすると、シークレットモード用のFirefoxが立ち上がります。