HostGatorのデフォルトで使用可能なログ解析ツール

日本人の利用者が多い海外レンタルサーバーのHostGatorですが、HostGatorにはデフォルトでいくつかのログ解析ツールが用意されています。そこで、今回はそのログ解析ツールがどういったものかを紹介したいと思います。

HostGatorでデフォルト使用可能なログ解析ツール一覧

HostGatorの管理画面にログインし、ログのカテゴリ内を見ると下図のようにいくつかのログ解析ツールが目に入ります。

それぞれどういったログ解析ツールなのか？ 下表に概略を記載します。

HostGatorのログ解析ツール一覧
ログ解析ツール	ツール概要
Latest Visitors	各ドメイン毎に直近300件のアクセス情報を確認することができます。
Bandwidth	各ドメイン毎の帯域幅の使用量を確認することができます。
Webalizer	サイトの訪問者に関する様々な情報を確認することができます。
Webalizer FTP	FTPでログインした訪問者に関する様々な情報を確認することができます。
Raw Access Logs	生のアクセスログを確認することができます。
Error Log	発生したエラーログの直近300件を確認することができます。
Choose Log Programs	(共有サーバーは使用不可)
Awstats	サイトの訪問者に関する様々な情報を確認することができます。
Google Analytics Integration	Google Analyticsと統合したアクセス管理。

Latest Visitors

各ドメイン毎に直近のアクセスログ300件を確認することができます。ログには次のような情報が含まれています。

Browser
アクセスする際に使用されたOSとブラウザの情報が表示されます。

Time
アクセスされた時間が表示されます。

Method
ブラウザがHTTPサーバーに対して要求したコマンドが表示されます。

Protocol
ブラウザがHTTPサーバーにアクセスした際に使用したプロトコルが表示されます。

Referer
参照元URLが表示されます。

IP
アクセス元のIPアドレスが表示されます。

Status
HTTPサーバーが訪問者のブラウザに対して応答したレスポンスコードが表示されます。ここで表示されるレスポンスコードはあくまで、ブラウザからの接続要求に対するコードです。

URL
訪問者が参照先したURLが表示されます。

Size
訪問者がアクセスした際に転送されたデーター量が表示されます。

Bandwidth

帯域幅の使用量を確認することができます。下図は、確認可能な情報の一部です。ドメイン毎の使用状況も確認することができます。

Webalizer

直近の訪問者に関する情報を確認することができます。情報には、サイト毎のアクセス数や参照元URLなど様々な情報が表示されますが、慣れないと少し見難いかもしれません。個人的には後ほど記載する『Awstats』の方が使い易い。

Webalizer FTP

直近のFTPでアクセスされた訪問者に関する情報を確認することができます。基本的な表示内容は、『Webalizer』と同じ。

Raw Access Logs

グラフやチャートを使ったグラフィカルな表示ではなく文字列を羅列したログなので、見慣れないと少し見難いかもしれませんが、訪問者とHTTPサーバー間のやり取りが細かく記録されているのでトラブル発生時の解決や、不正アクセスの調査などに使用することができます。

ログサイズが大きいので、ローカルPCに一旦ダウンロードして確認します。

Error Log

直近のエラー情報が300件まで表示されます。このエラーログを定期的に確認しておけば、サイトに問題が発生した場合にいち早く見つけることができます。管理しているサイトが多い場合などには便利です。

Choose Log Programs

共有サーバープランでは、全てロック状態となり利用はできません。リセラー、VPS、専用サーバープランの方のみ利用可能。

Awstats

個人的には一番使い勝手の良い解析ツールがこれ。ユニークアクセス数や訪問者数、ページビューなど、訪問者に関する様々な細かな情報が表示されます。下図はその内の一部です。

Google Analytics Integration

Google Analyticsとの統合。とは言ってもGoogle Analyticsにリンクが飛ぶだけなので、普段からGoogle Analyticsを利用しているのであれば、利用する必要は全くない。