アダルトサイト運用 アメリカの法律は？

アダルトサイトを海外レンタルサーバーで立ち上げようとしている方も多いと思います。そこで、気になるのが法律です。

海外のレンタルサーバーの多くは、アメリカのレンタルサーバーなので、ここではアメリカのアダルトに関する法律について触れていきたいと思います。

法律に関する注意点

まず、この記事を読んで頂く前に気を付けて頂きたい点がいくつかあるので、最初に記載しておきます。

アメリカのレンタルサーバーで運用するアダルトのコンテンツに関しては、アメリカの法律に従う必要があります。例え日本人向けのアダルトサイトであったとしてもアメリカに設置されているレンタルサーバーを利用する限り従わなければなりません。

ただし、コンテンツの作成やアップロードは日本国内で行うので、この点に関しては日本の法律に従う必要があります。要は、無修正動画をアップロードする作業は法律に違反する可能性があるということです。しかし、アップロード中にアップロードしている動画の中身をチェックされることはあり得ないので(チェックをすると、これはデータの盗聴、ハッキングに値し、これはこれで違法になります)、無修正動画を海外のレンタルサーバーで運営している方が多くおられるのが現状だと思います。(アップロード後はアメリカの法律が適用されます)

このように法律で一つ一つ事細かに定義はされおらず、グレーな点が多くあるので、最終的には自己判断が必要になります。

アメリカのアダルトに関する法律

アメリカのアダルトに関する法律と記載していますが、正確に言うと、『アメリカの法律』および『州の法律』の２つを守る必要があります。日本にも『日本の法律』と『各都道府県の規制、条例』などがあるのと同じですね。

ただ、下記の点はほとんどの州が共通して言えることなのでアメリカのレンタルサーバーを利用してアダルトサイトを運用する方は覚えておきましょう。

基本的には無修正がＯＫ/ＮＧの差がある程度で、日本とほぼ同じです。

アメリカのアダルト事情
ジャンル	コメント
無修正	可
児童ポルノ	不可 日本人は見た目が若いので、このあたりも誤解を生まないように気を付ける必要があります。児童ポルノは、日本国内では2017年7月から児童ポルノ所持罪の規制が始まりました。所持しているだけで犯罪となるので気を付けてください。
強姦	不可 リアルな強姦はNG(アダルト動画というより犯罪行為になりますが)。明らかに分かる強姦プレーは許容される可能性がありますが、グレーゾーンです。見る側の判断次第になってきます。
レイプ	不可 リアルなレイプはNG(アダルト動画というより犯罪行為になりますが)。明らかに分かるレイププレーは許容される可能性がありますが、グレーゾーンです。見る側の判断次第になってきます。
獣姦	不可 動物虐待として扱われる可能性があります。

こういう場合は違法になる？

まず、前章にも書いた通り、法律には事細かく一つずつのアダルトに関する定義はされていません。そのため、解釈の仕方次第で変わってしまいます。下記も同様で法律に定義されているわけではなく、あくまで私自身の解釈になります。

最終的な判断は、自分自身でお願いします。

Ｑ. 日本国内のレンタルサーバーを使用し、そこから海外で公開されている無修正動画や画像にリンクを貼るのは違法？

Ａ. 日本国内で運営しているアダルトサイトから海外で公開されている無修正動画や画像にリンクを貼るのは違法ではありません。ただし、単純リンクではなくあたかも日本国内で運営しているアダルトサイト上のコンテンツに見せかけて埋め込むと違法になる可能性があります。